終末期医療のリスクとは?
本人が医療に関する同意ができないリスク!
年間約140万人が死亡する日本において、病院で最期を迎える人の割合は72.0%、老人ホーム等では10.6%に対して、自宅で亡くなる人は13.7%に過ぎません。
何を目的にそれらの場所にいるかと言えば、病院は治療を受けるためであり、老人ホームは介護を受けるためです。
その利用目的から、本人が健常な状態ではないことはもちろんですが、問題は、その受けるべき治療なり介護について、本人にその判断をして、同意あるいは不同意の意思を表明する能力が残されているかどうかです。
すでに、判断する能力がない場合には、本人が望まない治療や延命措置を受けてしまう可能性があります。また、突然医師から意向を問われる家族の精神的な負担も大きな問題です。
このように、本人が判断を自ら下すことができない状態における終末期の医療は本人と家族にとって、知らないでは済まされないリスクなのです。
そのリスクの一端を下の動画でご覧ください。そして、備えの必要性を感じたらこのコースの受講をおすすめします。
【動画】ケース:医療の事前指示書がなかったの巻
脳梗塞で倒れた後に植物人間状態になってしまった誉さん……
子どもの充子と満が医師から告げられたこととは?
このコースを受講すると
このコースを受講すると、
1️⃣ 終末期医療のリスクを具体的に知ることができます。
2️⃣ 法的な限界を理解した上で、具体的に尊厳死宣言を含めた医療の事前指示書を作成することができます。
3️⃣ 本人と家族、サポーターが相互にそれぞれの意思を予め共有しておくことができます。
本人が意思能力を失った状態における医療、介護の段取りをあらかじめしておくことによって、リスクをひとつ減らすことができ、安心して生活を送ることができます。
カレン・アン・クィンラン事件
尊厳死の問題が世界的にクローズアップされるきっかけとなった米国の21歳のカレン・アン・クィンランのケースから終末期医療におけるリスクを理解することができます。
日本における尊厳死問題の法的判断
有名な東海大学病院事件における横浜地裁の判決から、医療者の立場とともに、日本における尊厳死の法的な位置づけを理解します。
尊厳死宣言の具体的な内容と作り方
尊厳死宣言の2つの要素である内容的指示と代理意思表示者の指示を具体的な案文をもとに内容を理解します。さらに、尊厳死宣言の作り方の3つの選択肢を提示します。
このコースのカリキュラム
講師紹介
講師の齋藤真衡(MAHIRA SAITO)です。
長年損害保険と生命保険を通じてリスクマネジメントに携わってきました。人生100年時代にはそれなりの新しい生き方とリスクマネジメントが必要です。
ONE LIFE 一度きりの人生を後悔で終わらせないために、Happy Ending カードを開発して、Happy Ending を阻害する老後のリスクに対するリスクマネジメントを提供しています。
尊厳死を中心とする終末期医療もリスクのひとつです。賢明な人であっても、知らないことに備えることはできません。そして知るだけではなく、備えについてもHappy Ending プランナーの仲間とともにお手伝いさせていただいています。
気になったリスクを先送りしないでください。光陰矢の如しです
損害保険、生命保険会社で32年間にわたり商品・サービス企画、営業を通じてリスクマネジメントに精通。
超高齢社会に必要なHappy Ending サービスをHappy Ending プランナーの仲間とともに展開中。
その他のオススメコース
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